社会に出て、がむしゃらに働く日々の中で、ふと立ち止まる。
旅が私に宝石のような思い出をくれました。
今回は、旅のすばらしさを、先人がくれた格言と私が見た世界の絶景と共に紹介します。
人生には締め切りがある
人生の終盤を迎えた人たちが最も後悔していること。
それは「もっと冒険しておけばよかった。」
でも現実には、「家族を優先しないといけない」「時間やお金が足りない」など、様々な事情がございます。
ですが、ほんの小さな冒険でも、きっと人生を豊かにするはずです。
全てのルールに従って生きていたら、私はどこにも行けやしないわ。 (女優)マリリンモンロー
憧れの世界の絶景を見るため、一人旅に挑戦したい
無知で不器用だった私は、失敗だらけでした。ここでは言えないくらいです(笑)
がむしゃらに駆け抜けた20代。とっくに勝負は始まっていました。
多くの葛藤の中、ふと立ち止まる瞬間がありました。
自分に本当に心から望んでいるものってなんだろう?
この限られた人生で果たすべきことって何だろう?
何度も自分に問いかけました。
そのひとつが、世界の絶景を見ること。
一人旅に行きたい。自分さえいれば、もうどこへでも行ける。
人生の転機でつかんだチャンス、ひとり旅の始まり
私に転機が訪れました。
当時の私にとって、仕事を変えること自体がまさに「冒険」でした。
新しい仕事や新しい出会いに心躍る毎日。
ありがたいことに、まだまだ新しい挑戦を受け入れる余裕とエネルギーもありました。
そして、そんな中でふとチャンスが巡ってきました。
「旅に出れる」という絶好のチャンスが。
すべてのルールに従っていたら、すべての楽しみを逃しちゃうわよ。 (女優)キャサリン・ヘップバーン
仕事に励みつつ、休暇で行きたい場所を見つけては計画を立て、見知らぬ土地での絶景に胸を躍らせる。
人生が少しずつ広がっていく感覚を味わいました。
気がつけば日本47都道府県を制覇し、アジア、アフリカ、ヨーロッパをひとりで旅しました。
ひとり旅のメリット~人生の経験値を上げる宝石のような思い出
もちろんひとり旅には、いろんなトラブルがつきものです。
すべてを自分でこなしていかなければならず、異国の地のハプニングは数え切れません。
でも、そのひとつひとつを乗り越えるたびに、自分の成長を感じました。
そして、そんな経験を積み重ねた先に待っていたのは、憧れの絶景。
その感動は一生忘れられません。
虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨を我慢しなくちゃねー。 (カントリーミュージックの第一人者)ドリー・パートン
旅がまた一つ、自分の器を大きくしてくれた。
宝石のような思い出が、今の私を形作っています。
かつて夢見た場所に今立っているんだ!
画面越しでしか見たことなかった景色が、目の前に広がっている瞬間はロマンそのものです。
「本当にあったんだね」って、その美しさに言葉を失うほど感激しました。
私にとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、
自分と他人の欠点を受け入れらえるようになったことです。 (女優)オードリー・ヘップバーン
子供の時憧れた場所に、今は自力で辿り着ける。
支えてくれた人たちには感謝しきれないほどです。
ちっぽけなこだわりを持った自分が、いかにくだらないか分かった。
広い世界を見たら、新たな世が見えてきた。
私は長い間、些細なことにこだわり、他人と比べることに必死になっていました。まわりからの評価ばかりを気にして、知らず知らずのうちに視野を狭めていたのです。
けれど、そのすべてがどれだけ無意味なことだったのかに気づきました。
新たな世——これは私にとって、旅によって真新しいものに出会えたというより、自分が本当に望んでいたものが明確になった瞬間でした。
その夢はあえてここでは秘めておきますが…。
一人旅の魅力をもっと深く知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。
また、世界の旅行記はこちら。
どの国も素敵な思い出です。
最後に旅を通じて学んだことを、ひとつの格言として残したいと思います。
旅にも人生にも正しい答えなどない。その瞬間の感動や発見が、最良の道しるべなのさ。