長崎の海に浮かぶ廃墟の島、軍艦島。
映画やドキュメンタリーでその名を聞いたことがある人も多いはず。実際にその地に足を踏み入れると、まるで異世界に迷い込んだかのような不思議な感覚・・

今回は、ひとり旅で訪れた軍艦島をレポートします!
軍艦島の美しくも恐ろしい歴史、そしてその貴重な遺跡を間近で体験した私の旅行記をお届けします。
軍艦島ツアーの予約方法なども最後にお伝えいたしますね。
軍艦島ツアー出発!海に浮かぶ廃墟の島をクルーズで巡る
軍艦島ツアーは船で向かいます。朝8時、集合場所の長崎港ターミナルへ到着!
この日は快晴の絶好のコンディション。軍艦島へ上陸するには天候が重要なので、事前に天気予報をしっかりチェックし、直前に飛行機とホテルを予約しました。

2階の展望席に座りました。気分爽快☺️
船は出発!軍艦島まで約1時間の素敵なクルーズです。
青空のもと、廃墟の島「軍艦島」へ向かうワクワク感が高まります!

航海中に白いチャペルが見えます。かわいらしい

次第に長崎本土が見えなくなり、絶海を航海すること約1時間
ついに…!軍艦島がその姿を現しました!

おおおおおお!!

水平線の向こうに異様なシルエットが浮かび上がります。
映画のワンシーンのような廃墟の島の光景に息を飲みました。
軍艦島上陸!廃墟の島の冒険

ついに上陸!軍艦島
その島は明らかに異様な雰囲気でした。海に浮かぶ廃墟の孤島、まるで時が止まったかのように静まり返っていました。
ついに軍艦島に足を踏み入れる時が訪れました。

軍艦島の見学可能スポットは3カ所のみ
軍艦島は通行可能なルートがしっかり決められており、立ち止まって見学できる箇所は島の南西部の3カ所のみです。
第1見学広場、第2見学広場、第3見学広場の3カ所をスタッフと一緒に巡ります。廃墟の島なので安全と保存に配慮し、自由に歩き回ることはできません。
第1見学広場
目の前に広がるのは荒廃しきった廃墟群
まず目にするのは、中央にそびえたつのはたくさんの石積みで作られた石垣の山で、頂上には昭和らしい鉄筋コンクリートのマンション。
長年の風にさらされ、ところどころ崩れ落ちていました。

奥には無機質なコンクリートでできたアパート群。

昔はあそこでたくさんの生活が営まれていたんですね

第2見学広場
赤レンガの崩れかけた廃墟が特徴的な第2見学広場にやってきました。
ここは元々公衆浴場だったそうです。
炭鉱で働く人たちの汚れをここで落としていたそうです。


ここで軍艦島について豆知識を
軍艦島について
明治時代から昭和時代中期まで、かつては炭鉱の島として栄えました。
1950年代には島に住む人々が約5,000人を超え、世界でも最も人口密度が高い場所となりました。しかし、石炭の枯渇とともに炭鉱が閉山され、1974年に島は無人化。以降、長年にわたり放置され、廃墟となりました。

当時では最先端だったゲームセンターや映画館もあったそうです。
第3見学広場
最後の見学スポットにやってきました。島の一番南西に位置します。
ここで見ることができるのは100年以上前に建てられたコンクリート製のアパート群です。

軍艦島の建物の中でも初期の建物だそうです。
✅写真撮影について
廃墟のアパートは目の前・・ではなく、少し距離があるのでズームレンズをお持ちの方が撮影に向いているかもしれません。
といっても廃墟のアパートをバックに記念撮影するならココしかありません。
約50分くらいの見学時間で軍艦島ツアーは終了!
感想を述べるなら

もっと内部に入ってみたかったな~!
というのが正直な感想です。
順路に沿って、やや遠くから廃墟の施設を眺めるといった観光でした。
できれば廃墟の中を探検してみたかったです。
保全のため、そして崩落の危険もあるので、叶わないことは百も承知ですが。
とはいっても、軍艦島がどれほど特別な場所だったのかを少しでも感じることができました。
異世界のような廃墟の島の体験は、少年心をくすぐるような感動を私に与えてくれました!
軍艦島に個人で行くには?アクセス方法を解説

軍艦島に上陸するには、完全に個人で行くことはできません。上陸するためには、必ずツアーを予約する必要があります。
また、ツアーに参加する際には、上陸誓約書を必ず記載しなければなりません。
この誓約書には、軍艦島の廃墟を見学するにあたっての安全性や注意事項に同意する内容が含まれており、上陸前に提出することが求められます。

実際にクルーズを予約した時に詳細な指示があるので難しく考えないでください
📍軍艦島ツアーの流れ
✅軍艦島ツアーを予約
✅誓約書を記載し、当日、長崎港ターミナルに現地集合
✅軍艦島ツアー!そして長崎港で解散。
私が実際に予約したツアーはこちら
こちらをクリックすると外部サイトにそのままリンクいたします。
やまさ海運さま軍艦島クルーズ
子供の時に雑誌の特集で軍艦島が取り上げられて、「日本にはこんなところがあるのか」とワクワクした思い出がありました。
それが私の軍艦島との出会い。

大人になって実際に訪れたことは感慨深いものがありますね。