空港で預けた荷物が目的地に届いていない、絶望のロストバゲージの実体験。
旅慣れていないとどうしても慌ててしまいます。

この記事では私が実際に体験したロストバゲージと、最適な対処法をお届けします
私のロストバゲージ体験
7月25日午前便 ワルシャワ・ショパン空港(ポーランド)からデンマーク・コペンハーゲン空港への直行便フライト。
到着したものの、預けたスーツケースは届いておらず、まさかのロストバゲージ発生。
7月26日夕方19時ごろ はぐれた荷物回収 。翌日回収!
結果として、約24時間後には荷物と再会できたのですが、そこに至るまでに慌てず動けたことが大きなポイントでした。
以下、実際の流れと「やってよかったこと」をまとめます。
待てど暮らせど荷物が来ない…ロストバゲージ発覚の瞬間
あれは今年の夏でした。
ワルシャワの空港からデンマークのコペンハーゲンへ向かうフライトでした。
直行便で短距離なのでまさかとは思いましたが・・・
ロストバゲージ発生!😭
デンマークのコペンハーゲン空港のベルトコンベア前で、1時間待っても私の預け荷物は戻ってきませんでした。私のほかにも2,3人くらいいた模様。
荷物にはAirTagをつけてました。こういう時便利!
iPhoneの「探す」アプリで現在地を確認した画面がこちら。


キャリーバッグが2分前にワルシャワ…ロスバケ確定ですね
そこはそれなりに旅慣れている私、冷静に粛々と事務手続きを終えて、デンマーク旅行を完遂!
航空会社と連絡を取りつつ、翌日なんとか失っていた荷物を回収いたしました!
次の章でロストバゲージの対応方法をお伝えします。
ロストバゲージ対処法!空港で最初にすべき行動と優先順位
①荷物が出てこないと分かったら、すぐに「バゲッジサービスカウンター」へ
バゲージクレーム内(ベルトコンベアがあるエリアの奥)に必ずあります。
ここで 搭乗券とバゲージタグ(荷物控えシール) を提示。
スタッフが専用システムで荷物の所在を確認してくれます。
②「PIR(Property Irregularity Report)」という手続きを行う
ここで正式に「荷物が届かなかった」記録を残す。
PIR(Property Irregularity Report)という紛失の控え(レシートのような紙)を必ずもらってください。


ここに記載される ファイル番号 が、荷物追跡や補償申請のカギになります。絶対無くさないように
この時、ホテルの住所、(日本の)住所を英語で記載します。
どちらかを指定すれば、航空会社が直接届けてくれます。
✅滞在中の ホテルの住所(英語表記)
✅日本帰国後に受け取りたい場合は 自宅住所(英語表記)
自分の滞在日数を考えてどっちか指定してください。

👉 ここでホテルの名前や住所を英語でスムーズに書けるように、
事前にスマホにメモしておくと安心です。
③ ひとまず観光を楽しもう!でも荷物の追跡はこまめにチェック
手続きが終わると、航空会社から 荷物追跡用のURL が共有されます。

自分のメールアドレス宛にね。
ここに先ほど発行された ファイル番号を入力すれば、
自分のスーツケースが今どこにあるかを確認できます。
👉 追跡画面では、
✅「所在(どの空港にあるか)」
✅「次に乗せられるフライト」
✅「配達予定」
などが表示されます。
航空会社によって仕様は異なりますが、実際に私が見ていた画面がこちらです。
※このスクショは、すでに荷物と再会した後の画面です。


ここまで、手続きを終えたら次は…
ここからの優先順位は観光を楽しむことです!
観光を楽しみましょう!
ちなみにその後のはフローは
④荷物が後日の便で送られてくる。
⑤荷物が滞在中のホテルに配送される。というフローになります。
が、もうあなたがやれることはやりました。
焦っても何も進展しません。
せっかくの旅行ですから、旅程完遂が最優先です。
旅行の道中、預け荷物にいれたままの洗顔などの日用消耗品は、旅の道中で購入するのもアリですね。

ロストバゲージが分かった瞬間からここまで、1時間以内でした。
そこはそれなりに旅慣れてる私。はじめてのロストバゲージでしたが、今しかできないことに全力で集中!

これでもかってくらいデンマーク旅行を楽しみましたよ!
次は、実際に私が現場での判断でやってよかったことを共有しておきます。
本当に助かった!最速で回収できた理由
手続きは終えたものの、荷物を回収できるまでは気が気でありませんよね。
もちろんです。今まで買ったお土産が詰まってるんですから。
手続きを終えたからといって放置していると、荷物の受け取りがかなり遅れることもあります。
大事なのは最速で回収すること

次のフライトの前までに回収するのがベストです
そのためにはあなた自身も積極的に行動しないといけません。
ロストバゲージの荷物を最速で受け取るなら、
荷物の到着便を空港で出待ちし、直接空港で受け取るのが最短です。

どういうこと?

ロストバゲージの対処フローをまとめると…
①荷物が出てこないと分かったら、すぐに「バゲッジサービスカウンター」へ
②「PIR(Property Irregularity Report)」という手続きを行う
③ひとまず観光を楽しもう!でも荷物の追跡はこまめにチェック
④荷物が後日の便で送られてくる。
⑤荷物が滞在中のホテルに配送される。
ですが、最速で受け取れるポイントは④,⑤にあります。
航空会社によっては空港からホテル配送もしてくれますが、正直何日後に手元に届くのか不明確です。
空港到着後1~3日はかかります。
なので、空港に届いた時に、直接回収するのが一番早いです。
追跡画面で「荷物が次の便に乗った」と分かれば、空港で待ち受けてその場で受け取るのが最速です。
ただし、そのためには空港まで再度行く必要があるので、滞在時間や移動コストとの兼ね合いで判断するとよいでしょう。

不幸中の幸いだったのか、デンマークの観光やりつくして暇だったので、
空港に直接行って出待ちしました。
はぐれた荷物と感動の対面
実際には ホテル配送を待たず、空港で直接ピックアップしました。

その時の様子をお伝えします
✅ これからの流れ
・飛行機の着陸時間を確認
・空港にある航空会社のサービスカウンターへ直行
・紛失手続きの控え(ファイル番号入りの紙)を提示し、“直接受け取りたい” と伝える
荷物が到着していれば、その場で受け取り可能です。
ただ、バゲージクレームには空港職員の同行なしでは入れないので、必ずサービスカウンターへ行ってください。

ここからは私のリアルな体験記
私の荷物が届くフライト便が18:45にコペンハーゲン着陸でした。
着陸15分前にコペンハーゲン国際空港へ到着。
さっそくロスバケした航空会社SAS(スカンジナビア航空)のサービスカウンターへ。


航空会社のサービスカウンターに行って、事情を説明。
紛失手続きの控え見せれば、簡単な英語でも通じました。
控えをカウンターに見せて、
「ロストバゲージの荷物が間もなく到着する。直接受け取りたい」と伝えました。
ちなみに英語で言うと、「My delayed baggage will arrive soon. I’d like to pick it up directly.」
受け付けました。40分後再びカウンターへ来てください
と言われたので、空港を散策
コペンハーゲン空港おもしろいな~

次の日スイスにターミナル2から発つ予定でしたので、ターミナルへのアクセスを確認。
そうこうしているうちに指定の時間に。
空港職員と一緒に特別な入口からバゲージクレームへ案内されました。

そして見事救出!相棒のキャリーバッグとご対面
こんなタグが張られていました。


独りでよく海を越えてきた。相棒よ~
初めてのロストバゲージでしたが、冷静にそして、最善手で対処できました。
やってよかったことをまとめます。
ロストバゲージの時にやってよかったことまとめ
①空港で出待ちして、直接荷物を受け取ったこと
空港からホテルへの配送は到着時間が未定で先が読めない。
②エアタグをつけておいてよかった。
Apple社の小型トラッカー「AirTag」をスーツケースに入れておいたおかげで、荷物が今どこにあるか自分で把握できたので、こういった非常には便利でした。
今回ヨーロッパ周遊で、この日に回収できなかったら、次の日スイスにいくため、荷物回収はかなり後日になっていました。
ロストバゲージ発生から次の日に回収できて良かったです。