【実録】ローマの夜に声をかけてきたスペイン人と怪しげなバー体験

海外旅行でよくあるトラブル体験談、私もローマで遭遇したので注意喚起がてらお伝えします。

ローマの夜、突然声かけて道を聞いてきたスペイン人のおっさん。
「一杯奢るよ」という甘い誘いに、ちょっとだけ乗ってみたら、
そこには金髪美女、ラテンの音楽、そして“したたかな仕掛け”が待っていました——

観光客を狙う手口？ローマで道を尋ねてきた怪しいおっさん

ピサとフィレンツェの日帰り旅行を満喫し、ローマに戻ってきたのが夜22時でした。
🔗ピサ編はこちら
🔗フィレンツェ編はこちら

メトロは動いていなかったのでテルミニ駅からスペイン広場のホテルまで歩いて帰ろうとしたその時、一人の男が私に声かけてきました。

彼はスペインから出張で来た中年のサラリーマン
名前は忘れましたが、ハリポタの「アーサー・ウィーズリー」似でした。

「スマホの電池が切れててさ、バーの場所がわからないんだ」
「案内してくれたら一杯奢るよ！」

その時の私の心境は、胡散臭いなと思いながらも、正直言うと１００％疑っていたわけでもなく、
無視して去るほど警戒はしてなかったです。

と思いながら、彼が行きたがっていたバーに道案内しました。

そこで私は、金髪美女と踊り、ローマの“したたかな夜”に巻き込まれることになるのです。

スマホ時代に道聞く？海外で一番多い“怪しい声かけ”

声をかけてきたおじさんは、出張中のスペイン人。
だけど場所がわからないって、それ本当？
Googleマップがある時代に、それだけで話しかけてくるのも妙だ。

スマホのバッテリーないなら、モバイルバッテリーで充電。なければホテル戻れば・・？
とつっこみたかったです。(笑)

明らかな観光客にそれ聞く？？

どうしても困って道を聞く場合も、海外旅行では何度もあることです。
そのおじさんにこうつっこみたいです。

「なんで明らかな日本人にローマの道を聞くんだよ～？」

せめて道を尋ねるなら地元民にするといいですよ。

とはいえ、旅のテンションは判断力を鈍らせます。
「まあ一杯だけだし」「体験としてアリかも」——そんなノリで案内をかって出ました。

連れて行かれたバーは、美女とダンスする場所だった

おっさんが行きたがってたバーは、いかにもバーって感じの、薄暗くてラテンな雰囲気。
おっさんは慣れた感じで中へ。

と心の中で爆笑しながら、一杯のカクテルをオーダー
この一杯はおじさんのおごり！

すると現れたのがドレスを着た若い女性二人！

いわゆるキャバクラみたいな店でした・・

しかし、私の予想外のできごとが・・・

金髪の女の子が美人すぎる！！

反則級の可愛さ。もうなんなんこれ・・
理性がぐらついたのは正直に認めます！

おっさんの提案でダンスが始まりました。

金髪美女と踊るローマの夜

私は金髪の美女と手を握り向き合いながらラテンな音楽で踊りました。
私の慣れないステップにほほ笑みながらの、ローマのしたたかな夜。

私にとって初めてのイタリア旅行、いわゆる私の「ローマの休日」
こんなシナリオがあったなんて驚いた！

私も一杯飲んでいい？

踊り終わった後に、美女は私に尋ねました。

「私も一杯飲んでいい？」

これほどの美女の誘惑に負けず、私ははっきり断りました。

「帰ります。じゃあね」

美女にほほ笑みながらお店を後にする私。

結局１円も使うことなく、おっさんのおごりで一杯のカクテルと、美女とのダンスを手に入れた私。
大勝利！

ローマの夜で遭遇した“グル案件”を振り返る

あのおっさん、たぶんグルだったと思います。
カモをみつけて、偶然を装って声かけて店に連れて行く手法。

海外旅行で同じ経験した人がなんと知り合いにもいました。😨
あるあるなのかな？！

・行きつけ感あるバーに連れて行く
・調べたら分かる情報を明らかな観光客に聞いてくる

旅の高揚感で判断力が鈍りましたが、振り返れば怪しいポイントが多かったです。

美女の誘いを断って帰るのは、正直心苦しかったですが、
金で成立するロマンスは本気にするとロクなことがありません。

タダの状態で帰って大正解だったわけです。

私は1円も払わず、
・一杯のカクテル
・美女とのダンス
・“グルっぽいおっさん”との珍事件
という最高のネタを持って帰ることができました。

実はこういう偶然を装ってバーに誘導って、世界の観光地ではよくあるらしいです。
ローマも例外ではなかったというわけですね。